会社が倒産するとき、会社の中ではどういうことが起こるのかまとめてみた

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働いていた会社のグループ子会社が倒産しました。

どうしよ、書いて良いのかなコレ。といって書いてるけど。

わかりませんが、いつか公開出来ることを夢見て今の正直な心情を書いておきたいと思います。(笑)

《2018年12月15日追記》ついに時効かなと思うので、公開しちゃいます!!
ややこしいですが、以下の記事は当初2018年の春先に書いたものなので、「今の会社」=「転職前の会社」ということになってます。

こんな人向けの内容です

  • 会社が潰れる時の前兆がどんな感じか気になる人
  • こんな会社は潰れる、倒産する!潰れる会社の雰囲気、特徴が知りたい人
  • 自分の会社が危ないので、転職を考えている人

社名はおおっぴらに出来ないのですが、僕の働いていた会社は2017年の秋くらいから複数回にわたってとんでもないレベルで炎上してました。

10月にはTVで特集をされ、別件で11月からはさらにヤバイ問題が顕在化し、報道もしっかりされて逆に認知向上。社内の空気雰囲気といったものは一変しました。

事業破綻の影響で会社内のキャッシュフローが一気に底をついてしまい、関係各所への支払いがストップしたり、給料が出なくなり一気に辞める社員が続出したりしました。僕は別会社だったので何とか無事でしたが、心が休まる時はありませんでした。。。

というように「会社が潰れるとはどういうことなのか」を身をもって体感した約半年間でした。

本当に色々な事件が起こっていたのですが、それはニュースなり何なりを見て頂ければ分かると思うのでここでは特筆せず、社内目線で何が起こっていたかまとめていきたいと思います。ふざけて書いているようで割と全部ガチで事実です。潰れる会社の空気を疑似体験してみてください。

ちなみに他の体験談系エピソードもありますのでそちらも良ければぜひ!

Stage 1 『ボヤ・火種』

ボヤ

・キャッシュフローがヤバくなる

いきなりヤバイです。ある事件により、会社の収支状況が著しく悪化しました。(複数メディアで報道され、社会問題になりました。よく会社のビルなどがニュース番組とかで写真に出るじゃないですか。「あれ?あれ、ウチの会社だ!!!」とテレビを見ながら言ってました。)

・メイン顧客・関係各所への支払いが遅れるようになる

おお・・・大丈夫かこれ。
業務委託でお世話になってる人たちからの「お金入らないんですけどどうなってるんですか」LINEが止まらないよ?

とりあえず「申し訳ありません、すぐに確認します」と謝ることしか出来なくて辛いです。

といっても何を確認すればいんでしょうね。お金の切れ目は縁の切れ目。お金に関する約束事が守れない人は信用されず、どんどん離れていきました。

・なぜか逆にイキイキする社員が出始める(周りには迷惑)

報道されても別の会社かのようにどこか他人事なのか、イキイキと「どうなるんだろうね?」と騒ぎ立てる社員がちらほら。

非日常の事態にテンションが上がってるのかもしれないけど大半はメンタルやられてんだから空気を読もうよ。もうちょっとさ。

・酒の席での話題が「会社の今後と悪口」にシフト

会話が途切れるとしばらくの沈黙の後、「会社どうなるのかね…」「うん…」というパターンが定例化してきます。

Stage 2 『炎上』

炎上

・オフィスがコンパクトになる

もともとの会社が分社化したこともあり、都内に複数のオフィスを持っておりました。

が、人数がまだまだ少ないのにオフィスをガンガン増やしたことでかなり賃料などの経済的な負担が大きくなっていたようです。コスト削減のためオフィスを一個潰し、引っ越しが行われました。

コストは掛けられないので、引っ越し業者なんか使わずハイエースで手運びです。レンタカー屋さんに借りに行くのは手慣れたものでした。

(この時代のおかげで僕のハイエース運転スキルと謎のセルフ引っ越しスキルは鍛えられました)

・自分が担当していた事業を途中降板させられる事になり自分のモチベーションが崩壊した

ニュースの影響もあったのかもしれませんが、自分が担当していたお客さんの事業に対して「社としてはリソースを割きたくない」という判断を言い渡され、その内容が全く現場の状況やプロジェクトの経緯を理解せずに勝手なことを言われた気がしてしまい、全く納得できませんでした。
結果、この時期から僕が相当いじけ出しました。(笑)

・カスタマーサポート部門が死にそうになりながら引っ越しを繰り返す

「あれ?あの人達あそこのオフィスにいたのに、またオフィス変わってる?」ってくらい、引っ越しが頻繁に起こります。
報道を見て会社にお客さんが乗り込んでくることから身を守るためです。

・臨時朝礼の回数が増える

噂ベースでは社内のどこかしこから情報が入ってきますが、公式に情報共有する機会はこうなってくるととても貴重です。臨時朝礼、毎日やってほしいくらいです。

・社員がTwitterに釘付けになる

トイレの時間が自ずと長くなります。よく個室にこもってTwitter見てたのはそう、僕でした。

30分/日くらいはエゴサしてましたね。Twitterは匿名なので元関係者の人がせっせとブログを立ち上げて更新して、糾弾活動に精を出されていました。「え、そういう状況だったの」と社員である僕がそのブログを通じて得た情報もたくさんありました。

・なんか社内が「ポヤっと」するようになり、仕事も「ポヤっと仕事する」ようになる(モチベーションの死)

会社の行く末が気になって仕方がないため、普段の30%しか能力が発揮できなくなり、皆が「ポヤっと仕事する」状態になります。ケンシロウもびっくり。

いわゆる「モチベーションの死(命名した)」を迎え、社員からのコミットメントを得るのが難しくなります。ケンシロウに謝れ。

・気づいたら後輩にご飯を奢る回数が増えている

つらい自分をごまかすために、誰かに話を聞いて欲しかったんでしょうね。奢るためのお金はいつまでもらえるんだろう・・・。

・お客さんが会社へ乗り込んでくる

本当にあったwwwそんなの映画でしか見たことないよwww
あ、あれは893wwwwwwwwwwww

会議室で営業会議をしていたら突然見知らぬ、紫のブカブカなスーツを着込んだチビでハゲたおっさんと、2m近くあるスーツのおっさんがコンビで「おう、社長どこや」と来ました。「マジでこの世に実在したのか」とビビりながらとりあえず受付で待って頂くことにしました。

・たいてい上記の「あまり社内では広めたくない情報」が末端社員にまで伝わってしまう・・・

皆噂話が大好きなので、「これはホントに内緒にしてね」という口止めはまったくもって無意味です。それよりはある程度話しても良い所はおおっぴらにしてしまい、社員を巻き込んだ方が「ピンチだからこそ頑張ろう」という一体感が出る気がするのに、、。

・「お前のとこの会社大丈夫か!?」という心配のLINEやFacebookメッセージが寄せられるようになる

あの時は3人くらいからメッセージもらったな。お騒がせしてしまい大変申し訳ございませんでした・・・。

・しきりに転職を勧められるようになる

友達から「絶対に転職したほうがいい」とアドバイスをくれるのに、頭がおかしくなっていたんでしょうか、「いや、こうなったら俺は最後まで見届けるよ!」という謎の強がりを出し始めていたのもこの時期でした。でもなかなかこういう経験は出来るもんじゃないので、貴重な経験だったと思っています。

・ボーナスが出なくなる

「申し訳ありませんが、子会社(ボーナス出てた)のボーナスがなくなります」という通達があり、「ふざけんなよ!」とブチ切れる社員が多発。そりゃそうです。元からもらってない人は失うものが無くて良いですが、今まで受け取れていた人たちからすれば暴動モノです。仕事に対するモチベーションが死んでしまいました。

Stage 3 『爆発』

爆発

・女性社員たちが一斉に退職願を出し始める

びっくりしました。一個の島の経理の女性たちが辞めるとは。しかも、5人同時に。

え?経理がいきなり皆辞める会社って、やばくない???

・「問題を起こしてない別会社の給料までもが止まるかも」という情報が入りだす

本社が対応に追われていたので、客先だけじゃなく子会社への支払いも滞り、他ホールディングス関係の会社の給料まで止まる可能性が出てきました。

・経営陣がある意味「神采配」を取り始める=暴走モード突入

毎週のように謎人事異動が行われ、現場が困惑し始めます。

え?なんでこのタイミングで異動するの?単純に空気が読めないだけ?または、ヤケになっているの?

パチンコやらないけど暴走モード突入して喜ぶのはエヴァンゲリオンの台打ってる人だけだよ。お願いだからやめて。

・役員同士のいざこざが多発する(主に金関係)

これは社員はあまり見たくありませんね・・・。噂というのはすぐ一瞬に広まってしまうものです。

・役員の顔が急激に老けてくる

最初は「ちょっと暗いな〜大丈夫かな〜」という感じでしたが、現在では当初より15歳くらい歳取って見えるようになりました。もはや別人…

Stage 4 『そして伝説(ネタ話)へ…(もはやネタにするしかない)』

スッキリ

・掃除業者が来なくなり気づいたら課長や部長が自らトイレ掃除するようになってる

ある日トイレに入ったら、課長レベル部長レベルの人がトイレ掃除をしていました。「どうして掃除してるんですか?」と聞いたら「お金払えなくなって、掃除のおばちゃん雇えなくなったんだよね」とのこと。

いや、それくらい言ってくれよ・・・。

言えないか・・・。言えないのか・・・。

じゃあ、せめて掃除手伝いますね。。。

・トイレにう◯こが詰まってフロアが水浸しになる←それを掃除する

トイレネタ連続で申し訳ありませんが、コレ現場で見つけた時はもう唖然としました。アホかと・・・。・・・バカかと・・・。

すかさずモップとバケツを持って部長と一緒にう○こ掃除したのは、この先一生忘れないと思います。

 

ふざけんなよ。

 

会社がヤバい時にう●こ詰まらせてんじゃねえよ!!!!!

 

・気づいたら知らないおばさんがマネージャーポジションについてる(引き抜きで連れてきた模様)

ある日・・・「え、あのおばさん誰?」って人がいきなりマネージャーになって組織を立て直そうとしていたりします。

それにしても朝礼で紹介しなさいよ。皆「あのおばさん誰?」ってなってるよ。

・新組織体制のスプレッドシートが5,6回くらい変わってて新体制に不安を感じるようになる

「現状を打破するために、この組織体制で行くよ!」のスプレッドシートが毎週毎週変わってて、いつ組織決まるの???と思うようになります。

「新体制Ver5」,「(修正)Ver6」とかになっていました。もうどれが正解かわかんねえよ。

・デュアルディスプレイ無双してたら経理に「リースが終了になる」と返却させられる

デュアルディスプレイってあると便利ですよねー。

サイズ大きければ大きいほど仕事がしやすくなって便利なんですよー。

え?

お金払えなくてリース終了だから返せって?

・意外と身近な人がものすごい勢いで退職していてビビる(しかも仕事はまだ決めてない模様)

仲良くなった同僚と「今度飲みに行きましょうね〜(社交辞令)」とか淡い期待を込めて約束してたはずの人が、ものすごい勢いで毎週のように辞めていきます。辞めていくというか、突如いなくなる。

「実は辞めることになりまして」「そうなんですか・・・」という会話20回くらいした記憶があります。

・一緒に仕事してるチームのおじさんが疲労で倒れて出社しなくなる(こんなテレワークの仕方やだよ・・・。)

おじさんが倒れました。

「大丈夫ですか」と連絡したらLINEでメンヘラみたいな返事が返って来て、なんで彼女でもないのに俺が面倒見てるんだろう状態になりました。

「メンヘラおじさん」という新ジャンルの確立の瞬間を見ました。

この時期色々なピンチを乗り越えたおかげで精神力だけは、地獄レベルに鍛えられました。笑 転職した今の会社でも、その精神力は活きています。

後日談〜そして倒産へ〜結局倒産するんかい〜

結局の所、問題を起こしたグループ子会社は実質破綻し、民事再生になるか破産するかすったもんだした末に破産となりました。

元々子会社で働いていたメンバーの7割くらいは退職や転職していなくなり、残りのメンバーは別の子会社で引き取られて今でも頑張って働いているそうです。

正直、最後の「破産」という結果が出るまでの約半年間は地獄でした。

仕事のモチベーションをどうやって保てばいいのか分からなくなり、トイレの個室で自社のエゴサして、数年一生懸命働いてきた自分の会社が「ゴミみたいな会社だ」と心なく叩かれてるツイートを見て愕然とし、取引先のお世話になっている方々にもただならぬ迷惑をかけて、色々な事業がストップして、その頃は軽くうつ状態になっていたと思います。

しんどい時に書いた記事はこちらです
あなたが『社内ニート』になったら、自分のことを考える時間が増える。

そんな今回の学びとしては、

  • 会社をM&Aするなら事前調査(デューデリジェンス)を徹底的にやってからすること
  • 経営陣だけで決めずに現場からのフラットな意見も聞くべきだった
  • 最悪の超最悪シナリオとその場合に打てる最善策を検討してから統合を行うべきだった
  • 結局「お客さんへ正しい価値提供ができる体制を作れるか」が一番大事

という点になります。面白おかしく経験談をまとめてみましたが、割と起業家や経営者の方も参考になるかもなと思っています。

いや〜良い人生経験積んでるわ。一生人に話せるネタができたくらいの気持ちなので、みんながみんなネタにしているので今は全然大丈夫です。人生なんとかなるね。

みなさんも大当たりを引かないように気をつけてくださいね〜。

ということで最後まで読んでいただきありがとうございました!
その後転職した話と、関連する話についても書きましたのでご興味あればぜひ!

WEBマーケティングの会社に転職しました。それにあたって考えたこと、実行したこと

いくら人からアドバイスをもらっても、自分が一度経験してみないことには分からないという話

【キャリアの話】人は「成長」しなければいけないのか?という疑問について考えてみた

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