「破天荒フェニックス オンデーズ再生物語」レビュー〜破天荒に見えて実は堅実だった!?〜

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※本記事はネタバレ含んでおりますので、それでも良い方のみ先へ進んでください。

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破天荒フェニックスとは?

「絶対に倒産する」と言われていたメガネチェーン店「オンデーズ」の再生物語です。
もともと小さなデザイン会社を経営していた田中修治さんが、前社長の作った14億円の負債を抱えて「絶対に倒産する」と言われていた、今にも破産寸前状態の「オンデーズ」というメガネ屋の会社の社長になって会社を再生していくという話です。

2020年1月には勝地涼さん主演でドラマ化もされました!(まだ見てないけど。。。)

ドラマ化 破天荒フェニックス
新春3夜連続ドラマ「破天荒フェニックス」(テレビ朝日)

実際のところ、「この本はファンを増やすための一種のオンデーズのプロモーション戦略だ」とオンデーズ田中社長自身もおっしゃっているのですが、わかっていても、僕はこの本を読んで完全にオンデーズのファンになってしまいました(チョロい)

社長就任初月の月末に資金ショートの危機が訪れたり、取引先へめちゃめちゃ頭を下げて支払いを待ってもらってり、苦労してM&Aした雑貨屋チェーンの元社長から裏切られて立て直しに失敗したり、、、

通常のメンタルだったら辞めるか死ぬかしているはずなのに、それでもまっすぐ人を信じて、部下に愛情を注いで皆で乗り切っていくところは胸が熱くなります!!

最初から最後まで銀行と戦い続けてる物語

破天荒フェニックスは、「日本の銀行が嫌いになる物語」だと思います(笑)

再生中のオンデーズにはとにかくキャッシュがありません。

銀行から借りられる経営状況でもなく、「貸した金返してくださいよ」と迫ってくる・・・まさに物語の悪役ですね(笑)

どうにかこうにかして自社の利益アップを図って返済原資を作ろうとしたり、国内の大手競合メガネ店「ジェイムズ」が台頭しており、意を決してチャンスのあるシンガポールへの海外出店を成功させるのですが、それでも銀行は資金を貸してくれません。

僕も昔銀行にいたのでリスクを極力排除したいという姿勢を貫き通す銀行サイドの気持ちが分かるりますし、だからこそ事業再生のために力を貸してほしいオンデーズ側の戦いがすごくリアルに描かれていて面白かったです。

本当に「何回資金ショートしかけて首の皮一枚でつながってんの?」ってくらいピンチに立たされます。
諦めそうになりながらも、周りに助けられて少しずつ前に進んでいきます。

あとCFOの奥野さんのストレスフルな活躍がいつも本当に涙ぐましい(泣)

ヤバい会社の再生、最初に手につけたのは「基盤整備」。堅実さ

これまで複数の会社を経営して身につけた手腕だけでなく、従業員のことを本当に大事に考えている経営者なんだなと感動しました。

「企業の再生は人の再生なんだ」的な話が本の中で出てきた(と思う)のですが、最初はオンデーズの社員や幹部たちから「新社長大丈夫か?あんな奴についていけるのか?茶髪だし怪しくね?」と敵対視されています。営業部長とガチガチの喧嘩もします。

そこで、全国の店舗1つ1つを軽自動車で渡り歩き、すべての店舗スタッフと直接話し、従業員の声を経営改善に取り入れ、見事に全店舗の従業員の士気を高め、向かっていく方向性を示してまとめ上げたところは本当にすげえと思いました。

「メガネを売ること」の、シンプルで大切な価値に気づいた東日本大震災

また、2011年3月に発生した東日本大震災をきっかけに、「自分たちに支援物資を送るようなお金の余裕はない、でも何かできないか?」と考えた結果、出張メガネ屋をやろうと決意し、被災地へ向かうエピソードがあります。

そこで出会った目が悪いおばあちゃんと出会います。

家族と離れ離れになってしまい、連絡手段もない。掲示板に安否情報は張り出されているが自分の目では見ることもできないし、かといって他人に読んでもらう勇気もなかったとき、オンデーズの出張メガネ屋でつくってもらったメガネのおかげで、結果的に家族と連絡がついたという話があり、読んでいる僕も無事涙腺が崩壊しました。

最初は「とにかく再生してやるぞ」と勢いとノリから始まったオンデーズの再生ですが、改めてこの時田中さんは「目が見えること」の大切さに自分たちの事業が関わっていることを再認識します。
自分の普段している仕事が誰かの役に立つ瞬間を見ることができる経験は本当に本当に素晴らしいです。

大手競合店「ジェイムズ」との戦い

非常に高い加工コストがかかる薄型レンズの追加をなんと「薄型レンズ追加料金0円」と打ち出し、国内市場を席巻したジェイムズの策に始まり、大手ジェイムズとオンデーズの戦い(というより追随)がとにかく面白いです。

上記でも書きましたが、資金ショートが迫っている中、国内の市場で今ジェイムズと戦っても勝ち目がないと判断したオンデーズは、まさかの海外展開を企みます。

結果的に、シンガポールと台湾の海外出店を成功させ、黒字転換へ大きく逆転させるきっかけとなりました。

読みながら3回泣いた

本を読んでいて終始感情移入しすぎて、泣きまくりでした。

それくらい物語の中に出てくる人物一人ひとりの喜怒哀楽の様子が愛おしく感じる本でした。何がいいって一つ一つの出来事に対して皆「えー!!」とか「ヤッターーーーー!!!!」とか全力なんですよ(ボキャ貧)

いい年した大人が日々、感情のままに叫びまくっています。この辺りはぜひ読んでみていただければと思います(笑)

TwitterでつぶやいたらOWNDAYSのTOPお二人からいいねが・・・
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海外展開したり破天荒に見せている(実際かなり破天荒ではあるが・・・)でも、本当に大事なことは何なのかを見極められる経営者だからこそ思い切って出来るんだなということを学べた気がします。。。実はとても堅実。

あとどうでもいいけど、大手競合メガネメーカーの「ジェイムズ」は、たぶんJINSのことだろうな笑

owndays-glasses
オンデーズでPCメガネを買いました

ウルテム素材の「AIR」というブランドのメガネを買ってみました。軽くてつけ心地がよく、あんまりかけてる感じがしないので楽でした!

破天荒フェニックス、おもしろいので気になった方はぜひ読んでみてください!!

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