miyakoshiyuumeiのブログ

地銀(岩手県)→広告ベンチャーへ転職→WEBマーケベンチャーに転職し、マーケティング専門家目指して勉強中です。日頃気づいたことや勉強になったこと、他気になったことをずらずらずらーっとメモしていきます。

【前編】「ポスト平成のキャリア教育」を読んだので簡単にレビュー内容まとめてみた。

      2019/01/12

ポスト平成のキャリア戦略

NewsPicksから以前届いた「ポスト平成のキャリア戦略 (著:塩野誠、佐々木紀彦)」を年末に読んだのですが、これも中々面白い本でした。

スポンサーリンク

簡単に言うと、塩野さんは経営共創基盤の取締役マネージングディレクター・パートナーで、元ライブドア証券取締役副社長の方。佐々木さんはNewsPicksの編集長をやられている方です。

この2名が対談形式でバッサバッサと半分「若い老害なんじゃないか」ばりの勢いでキャリア戦略について語り、斬って行くという内容です。
とても読みやすい中で色々勉強になり、あまりの毒舌具合に笑いながら読みました。なのでリマインドとして読みながらケータイでメモった走り書きをもとに追記して振り返っていきたいと思います。

ごめん、今書きながら思ったけど今回もめっちゃ長いわ・・・。簡単にとか言っておいて長過ぎるのでまた前編/後編でお送りします。
よろしくお願いします。

本のあらすじ

Amazonの商品紹介から引っ張ってきたのはこんな感じです。いかにも俺が好きそうな内容だなと思いましたww

平成が終わる―。君は「個」として戦えるか?

日本という天国に危機が迫っている。
もはや「昭和モデル」や「平成モデル」は通用しない。
これからの日本人には「ポスト平成」のキャリア戦略が必要だ。
ハングリー&ノーブルなリーダーになるためのヒントを、
20代、30代、40代以降と、年代別に提案する。

今ももがきながら前に進む、まだ見ぬ同志たちへ!
「これからどう生きるべきか」
共に考えよう。

【第1章】「昭和モデル」と「平成モデル」の陳腐化
私が今、雇いたい人/有名企業で働くリスク/日本人は「自由の刑」に処されている/自分のミッションの探し方/「仕事ができる人」の定義が変わった/カオスの中での意思決定/ザッカーバーグの教養/「チャレンジ童貞」が増えている/日本の経営者は教養レベルが低い

【第2章】日本という大天国に、危機が迫っている…ほか
今の日本は「まったり期」/1000億円の事業を創れるか/企業はプライベートエクイティ化する/東京という「大天国」/大企業の社員は、徳川幕府のお役人/女性に期待する理由/グローバルイシューに手を出せ…ほか

【第3章】AIという黒船。「若者の下克上」が始まる
AI ブームはあと2年で終わる/年功序列という宿痾/「オープンイノベーションごっこ」をやめよ/週刊誌編集長というモデル…ほか

【第4章】20代のうちに自分をリセットせよ
学生にやる気がない理由/学歴はあてにならない/学生の世界観が狭くなっている/仕事の評価は長期的にはフェア/コミュニティは逃げられる/嫉妬マネジメントと美意識/20代は私淑せよ/よき上司の条件…ほか

【第5章】30代はリーダー経験を必ず積むべし
マネジメント経験が必須/領空侵犯をためらうな/最後は想像力の問題/リーダーは、思想家たれ/語学は花粉症のようなもの/お金に働いてもらう…ほか

【第6章】40代からは教養と人脈の勝負になる
悩み多き30代後半/おじさんになる人、ならない人/40代は余命を意識し始める
大企業は冷たい/飛躍するための2つの条件/出世する人の共通点/金融業界と保険業界の大変化/倫理とリーダー/ライブドア事件で心が折れなかった理由…ほか

【第7章】優秀から偉大へ
真面目をバカにしないこと/グレーを理解するのが大人/好奇心はどうすれば育めるか/天国でまずチャレンジせよ/想像力を育むための旅/テックエリートの弱点/偉大さの条件/米国、中国は偉大か/孫さん、柳井さんは偉大か/日本の影響力を高める方法/ルールメーカーを作れるか/医者、弁護士の生き方/普通のビジネスパーソンは世界で羽ばたけるか…ほか

「ハングリー&ノーブル」 貪欲さと、高貴さを兼ね備える

「ハングリー(貪欲さ)とノーブル(高貴さ)」という言葉がこの本のキーワードとして頻出します。
ジョブズも言っていた物事に対するハングリーさ、渇望しながら進めることも大事だし、でもそれだけに囚われて社会的なモラルなど大事なことも見落とすんじゃないよと、ノーブルさも兼ね備えなきゃだめよ。という内容が書かれておりました。

前回アップした記事でも「企業の不祥事」について言及しましたが、中には不可抗力なケースもあると思いますが、やはり身の振り方の大切さを意識しておかないと、いつか揚げ足を取られてしまうのですね。

昭和モデルと平成モデル 『平成モデル』は『昭和モデル』の劣化版??

★スキルの棚卸しを、定期的にするべき
スキルの中にも、「組織固有スキル」と社外でも通用する「汎用的スキル」がある。自分のスキル構造がどうなっているのか考えたほうがいい。

強力なシステムを持つ企業ほど、組織内スキルの方が高いので、転職したときに大変。

★ダークサイド・スキル
個人が組織や人に影響を与え動かす力=政治力
人々のインセンティブに対する洞察と設計力

今の日本人は「自由の刑」に処されている。これだけ自由で機会があるのに、みな動こうとしない。

まず、「スキルの棚卸し」についてです。転職経験者なら「わかる!」ってなると思いますが、一個の企業を経験して他の企業に転職すると、「以前の会社で当たり前だと思ってたことが通用しないんだな」と思うことがあると思うんです。その常識と思ってた知識や技術を「スキル」と呼ぶとすると

今までの会社の中のみで通用したスキル→組織固有スキル
他の会社でもどこにいっても重要となるスキル→汎用的スキル

と分けられるのです。組織固有スキルが絶対悪という訳ではなく、これは個人的に企業が持つカルチャーや風土だと思っています。転職して個人的に幸せだなと思えたことは「2つの会社を比べられる幸せ」だと思っているので、「あの会社のココが良かったから、今の会社でも取り入れよう!」という事が出来ると思います。その反対もまた然りですね。
汎用的スキルについては割愛します。

また、『ダークサイド・スキル』という言葉をお二人が話していましたが、これは『社内における政治力』の事です。いわゆる人を巻き込んで味方に付けていく力みたいなもんかなと思いました。人を巻き込むにはその人がどういうものに対してインセンティブだと思うかを分析して、その要素がプレゼント出来ることをいかに(いやらしくなく)プレゼンして釣っていくか。という事が述べられていました。

相互レーティングの時代

★自分のミッションの探し方
日本人が自らの進むべき道をなかなか見つけられないのは「自分とは何か」「自分は何のために生きるのか」を考える時間が、人生の中で圧倒的に不足しているから。

★「ライフシフト」より
エクスプローラー 旅や経験を通じ自分を知る
ポートフォリオワーカー 副業や会社外の活動など複数活動に携わる
インディペンデントプロデューサー 既存のキャリアから離れ、自分で職を生み出す

仕事ができる人、優秀な人、リーダーになる人に対する評価の物差しを変える必要がある。
AI化が進み、ヒューマンタッチ(人間味)ハイタッチ(感性)の価値が増大

ハングリーさがないと事が成せない
ノーブルさがないと悪いことをしてしまう。

・・・

ミッションなんかわかんねえよ!!!

そらそうだ。仕事ばっかりして回ってないんだから(笑)でも無理矢理にでも考える時間を持つべきだと思いました。だから人はカフェに行く。

リンダ・グラットンさんの「ライフシフト」が題材に出ていました、こちらの書評サイトが分かりやすかったです。http://atcafe-media.com/2016/11/08/life-shift/
こちらによれば医療の発達でこれからの人間は長寿化する。人生100年時代に突入するから、これからはエクスプローラー、ポートフォリオワーカー、インディペンデントプロデューサー
という様々な人生ステージの中で生きていくことになり、働き方がグンと変わっていく。AI化もドンドン進んで行くので人事評価の軸という観点でも『どういう仕事の仕方が評価されるか』の価値観が変わっていくのだそうです。

アメリカと日本との大きな差

★新しいアイデア出すには?

とにかく情報の処理量をあげる。インアウト
そして、型作りとメタ認知。

★「米国製エリートは本当にすごいのか?」

日本と海外の政治家、経営者には明らかな差がある。特に「ミッションを創る力」は大きな差を感じる。

★国家観と天命感
海外のリーダーには天命感があるが日本は。。。
外に出しても恥ずかしくないリーダーは
パブリックマインドとプロフェッショナリズムを持った尊敬される人、そして教養深い人。

★日本の財界(企業トップたちの世界?)は本当に教養レベルが低い!!
自分の会社のことしか考えられておらず、日本全体のためにプラスになる改革でも率先して反対する。

★全能感に食べられる
ハングリーさが上回ると自分自身が食べられてしまう
公益を意識するかどうか

ココらへんは毒舌祭りでしたね。キャリアの中で海外の企業を見てきた方なので、ココがダメだよ!日本の企業!という指摘を熱くぶつけていました。

特に「ミッションを創る力」の差と言うのは、完全にトップに立つ経営者の人間力の差だと思うので、ここを底上げしていくのは本当に難しい課題だと思います。日本人はまだまだ視野が狭いと言われているようです。

また、海外と闘っていく上で自国の文学作品は何が有名?とか美術はこういう作品が有名だとかに精通しているか?という部分がとても重要なのだそうです。「教養があるか」という部分ですね。
世界レベルで話をする前に、自国のことくらいわかっていないと国際人として資格がない!と言わんばかりの激論が繰り広げられていて面白いので、気になった方は購入してみてください。

日本という大天国に危機が迫っている

★今必要とされている人は間違いなく「事業を創れる人」
今までは、日々のオペレーション運用をそつなくこなす人だった
優秀さの定義が変わった。今の日本は「まったり期」に入った。この後は崩壊期。だから新しい事業作りが必要。

未来を見渡せないと、何を創るべきか分からない。
好きなことをやれは確かに合ってるのだが、無責任だし当たるか分からん。それは成功者の言い訳にすぎない。

時代の変遷期を迎える中で今の中間管理職の人たちが「仕事ができない人」になっておるのはある種必然と言える。
事業立ち上げを経験している人がほぼ皆無。

★経営者に必要な能力
現在の経営者に必要な能力は、自社の事業ポートフォリオを経営環境に応じて迅速に組み替える事ができること。いわゆる『ファンドマネージャー』的な役割

★スタートアップも将来大化けしたいなら市場規模が小さいところで事業を起こすな
1000億円もない市場の場合、戦略ミスだけですごい小さなマーケットしか抑えられなくなる。

最初から小さいところばかり狙うとピボット(事業転換)が難しくなる。

とにかく最初は市場規模が大きいところを狙うのが鉄則!!

★企業はプライベートエクイティ化する
PMI(M&Aした後の統合プロセス)を成功させるには、「M&Aを担当した人間が、その会社に行くべきだ」

東京という大天国にいると、治安もいいしインフラも整ってるし魅力的な街にいると、ハングリーになれ!という方が難しい。が、ずっと天国とは限らない。
自分の信じる価値観を持てるか?

★『ラストマンスタンディング』感
俺が寝たらこの案件は終わりだ、とにかくやらなきゃ感

長くてごめんなさいね。初めて聞くカタカナがいっぱい出てきます。
日本、東京という大天国にすがりつける時代はそろそろ終わるのではないか?という議論がここでは行われています。

AIという黒船。「若者の下克上」が始まる

★後2年で「AI」は普通になる
AIは「アーティフィシャル・インテリジェンス」という名前にしたから広がりやすかった。
ただしやってることは「ロジカル・プログラミング」。AIの定義はあいまい。マシン・ラーニングとほぼ同義
頻度が高い事象があり、そのデータがあれば、学習によって高い精度で認識・推奨、予測、仕分けなどができること。

偉い人の「あんなのダメだよ」という肌感覚と現場で企画する若者がどう戦うのかがすごく重要

★コンビニの再定義
人間が採用できない中で、コンビニを発想を変えて、大きな自販機として捉えろと言った。
大きな自動販売機としてのコンビニを、ロボットフレンドリーで箱からワンパッケージで設計していかないと今度はビジネスがもたなくなる。

★色濃く残る年功序列(古い日本式システム)
1人年間3000万円で優秀な開発者を雇ってチームを作れば、迅速にいいものは作れるが、40歳500万(年収)エンジニアの隣に22歳のそいつを座らせるのは日本に年功序列のシステムがまだ残りすぎてて無理。

太平洋戦争において日本軍は最後の最後まで年功序列に縛られて、実力主義とアメリカ軍に負けたが、また日本は年功序列で敗れるのか。相当な明治維新クラスの変革が起きないと変わらないかも知れない。

★ITはすべてメジャーリーグ

★オープンイノベーションごっこをやめよ
企業は課題ファーストであるべき。
バリューチェーンの補完の際、正社員にこだわらない
マネジメントしながら借り物競走で、何かを作り出す。
それこそが本当のオープンイノベーション

大企業の「何かいいことない?」のスタンスのオープンイノベーションは【ごっこ】である。コンテストとか。

「オープンイノベーションごっこ」は痛烈ですね。笑 でも、確かによく「新しいアイデア募集!!」とかってアイデアコンテストを大企業が仕切ってるのよくありますけど、あれって結局ハッカソンとかやって新しいサービス作って、それが本当にしたかったことなんですかね。もちろん「新しいサービスを作らせて会社が吸収or優勝したチームメンバーを晴れて採用」という観点から言えば儲けもんなのかもしれませんが、絶対的な必要に駆られて感が足りないですよね。

AIが入ってきて、劇的に時代が変わっているのに、現体制にしがみつくクソリプおじさんたちに負けないでいかに正しいと思う方向へ進み続けるかが大事なようです。

ということで今回はここまで。後編に続きます。

スポンサーリンク

RSS

 - キャリア